映画鑑賞記録|2023

 2023年は301本の映画を観ました。そのうち映画館で観たのは211本、そのほかのメディアで90本。新作は130本、旧作は170本。住む土地が変わって、鑑賞のペースにも多少変化があるかなと思っていたところ、だいたい東京に住んでいたころと同じくらいの水準に落ち着きました。劇場で掛かっている新作を形振り構わず追いかけてゆくという気概を失って久しいので、見逃してしまった作品は星の数ほどあれど、これくらいの数がおそらくちょうどいいのでしょう。

 鑑賞作品のうち、取り立てて気にいった作品。いわゆるベストというほどのものでなく、何となく気分で新・旧10作品ずつ列挙してみます。なんというか、まったく統一感のない並びだなと自分でも呆れてしまいます。今年はもう少しちゃんとまじめに、ほどほどに映画を観ようと気合を入れ直しました。

 

新作

宮崎駿君たちはどう生きるか』(Japan, 2023)
沖田修一『おーい!どんちゃん』(Japan, 2022)
二ノ宮隆太郎『逃げきれた夢』(Japan, 2022)
ビクトル・エリセ瞳をとじて』(Spain, 2023)
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン『About Dry Grasses』(Turkey, 2023)
セドリック・カーン『ゴールドマン裁判』(France, 2023)
Jean-Baptiste Durand 『Chien de la casse』(France, 2023)
Gústav Geir Bollason『Mannvirki』(Iceland, 2023)
Dane Dodds『!AITSA』(South Africa, 2023)

Gústav Geir Bollason, Mannvirki, 2023

旧作(初鑑賞作品のみ、年順)

チャールズ・チャプリンチャップリンの寄席見物』(USA, 1915)
バスター・キートンキートンのカメラマン』(USA, 1923)
ヤーコフ・プロタザノフ『アエリータ』(USSR, 1924)
ルイス・ブニュエル『忘れられた人々』(Mexico, 1950)
ドン・シーゲル『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(USA, 1956)
ヴィンセント・ミネリ『お茶と同情』(USA, 1956)
センベーヌ・ウスマン『Xala』(Senegal, 1975)
アラン・コルノー『セリ・ノワール』(France, 1979)
小松左京さよならジュピター』(Japan, 1984
ジャン=ピエール・ゴラン『My Crasy Life』(USA, 1991)

Luis Buñuel, Los olvidados, 1950