2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

日誌 | 20221218 - 1220

12 月 18 日 日曜日 日曜日の晴天。わたしがパリに到着してからの二週間というもの、これだけ澄み渡った青空が広がっている日は数えるほどしかなかった。相変わらずの低温だが、晴れているだけで気分はいい。サン・ラザールの仮住まいから出かけて、しばし辺…

フュースリ展 Füssli, entre rêve et fantastique

パリ8区のジャックマール=アンドレ美術館で開催されていた「Füssli, entre rêve et fantastique(フュースリ、夢と空想のはざまで)」という企画展に足を運ぶ。フュースリ(1741-1825)は、スイスに生まれ、18世紀後半から19世紀初頭にかけてイギリスで活躍…

日誌 | 20221215 - 1217

テオドール・シャセリオー《十字架降下》, 1855, Église Saint-Philippe-du-Roule. 12 月 15 日 木曜日 病み上がりで一週間ぶりに出勤。同僚たちがみな心配をしてくれていた。まだろくに喋ったこともない人もいる職場の同僚たちに、わたしはいきなり病欠者と…

映像日誌 | December, 2022

youtu.be 2022年12月の映像日誌。東京、パリ、ニューヨーク。クリスマスの気配。 12月の頭に東京を離れ、パリに移り住んだ。これからしばらくはこの土地で暮らすことになる。まだパリにはあまり友人もいないし、住居も決まっていなかったので、クリスマスイ…

日誌 | 20221209 - 1214

12 月 9 日 金曜日 目が醒めた刹那、やってしまったと悟った。40度を上回る高熱。悪寒が止まらず何重にも毛布にくるまり、突き刺すような頭痛に悶える。喉にも違和感がある。これはコヴィッドかインフルエンザだ。働きはじめの五日目にして職場に休みの連絡…

日誌 | 20221204 - 1208

12 月 4 日 日曜日 日曜日のマルシェを覗く。Dupleix 駅からLa Motte-Piquet 駅まで、6番線の電車が走る高架下にずらりと連なるさまざまな露店。至るところから露天商と客たちの会話が聞こえてくる。まさにこの土地の生活様式が凝縮されている場所で、これだ…