映像日誌 | January - November, 2022

 一年前にはじめた映像日誌をいまも撮り続けている。YouTubeの更新は昨年来止まっていたのだが、奇しくもわたしの友人にも同様に映像日記を撮っている人たちが何人かいて、たまにお互いの撮った映像を見せ合うなどといった遊びに興じていた。そのときによってどれぐらい撮っているかはまちまちで、映像のことなどまったく忘れていることも多い。しかし少ない月でもいくつかのショットは撮り溜めてあったので、2022年1月から11月まで、あらためて月ごとに編集して公開することにした。

 わたしはいまだにパンショットがうまくできず、トラヴェリングなどをやってみてもあまり気持のいい映像が撮れた試しがない。だから必然的にほとんどが固定撮影になる。もっとうまくカメラを振れたら格段に映像の可能性が変わるのに、と忸怩たる思いでじっと iPhone を構え続けている。練習しかない。

 ひとつ成長があったとすれば、この映像日記を撮りはじめたころは、何かが起こる予感を嗅ぎ取って、現象の生起する瞬間を捉えるにはどうしたらよいのかと悩んでいたのだが、続けているうちにだんだんこつがわかってきた。ほとんどスピリチュアルめいた話だが、要するに自分がいいフィーリングでいることが大事なのだ。いいフィーリングでいるときには、それに呼応して何かが起こる。別の見方をすれば、現象に対してより鋭敏になれているに過ぎないのだろうが、わたしの主観的な感覚としては、わたしがいいフィーリングでいるとき、世界のほうもそれに感応してくれる、といったほうが近しい。きっといい映像が多く撮れている月は、いいフィーリングでいることが多かったのだろう。

 ところで、この12月からパリに移住した。治安の芳しくないパリでは、iPhone を構えているだけで自らをリスクに身を晒すことになるのだが、出来るかぎり映像日記は続けるつもり。被写体の強さに甘えないようにしなければいけない。

 

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